野良猫への近付き方

女房がペット関係の本を数冊借りて来たので、ページをめくっていたら新発見一杯で勉強になりました。

一番感銘を受けたのは、野良猫への近付き方。猫でも犬でも同じですが、彼らが恐れ一番嫌うのは、人間でいうところの、いわゆるガンをつけるということ。つまり正面から相手の眼を見つめる(眼をつける)ことです。彼ら同士でもけんかの時以外は絶対にやらないそうです。これまで反対のことをやって逃げられてきた。相手に興味のない振りをして横を向いて何気なく、そして少しづつ近寄る。急な動作は何事も厳禁。明日からやってみよう。

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この本の結びに書いてあったことも知っておいて損のないことではないだろうか。

「ペットとして、コンパニオンアニマルとして、共に暮らす動物たちが人間に望ことは多くはない。愛してほしい。そして分かってほしい。基本はそれだけ。彼らは様々なメッセージを送り続けている。だがそれは、分かろうとする人間の努力がなければ受け取ることも受け入れることも出来ない。」

「共に暮らす動物たちの切なる願い⇒・生活環境を頻繁に変えないでほしい。・接し方を気分によって変えないでほしい。・ダメなことはだめと最初に明確に示してほしい。・年をとっても愛してほしい。・虐待しないでほしい。・そしてあなたも幸せでいてほしい。」

「感情の老化に気を付けて」☜やってはいけない健康診断より

足腰以上に感情の老化に気をつけろ、という指摘は肝に銘じるべきだと思った。

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廃用症候群=使わないために衰えること

二人の著者先生の対談形式。足腰以上に感情の老化に気を付けて、から抜粋する。

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・年取って体力が落ちるプロセスは、まず気持ちが老け込んで気力を失い、行動力がなくなり、様々な機能が衰えて、体の老化も進む。

・脳の老化は海馬で始まり物忘れが始まる。海馬は短期記憶をとどめて、必要なものは長期記憶に残す判断をする。アルツハイマー病では海馬に委縮が現れ、直前記憶がすっぽり抜け落ちる。実はそれより先に早い人は40代から前頭葉が縮み始める。それでいろんなことがおっくうになる。

・それで欝や引きこもりになり、思考や感情の柔軟性が失われるので、イライラして怒りっぽくなる。女性は閉経によるホルモン低下の更年期とも重なる

・感情の老化が始まる40代を私は思秋期と呼んでいる。大人から老人への準備期間なんです。

・感情も足腰と同じで積極的に使わなければだめ。ドキドキするとか想定外の場面に遭遇するのが効果的だから、新しいことにチャレンジして前頭葉を刺激することが大事である。

・すると最高の健康法は生涯働く事か。

・そのとおり。それは就業率と老人医療費のデータで明らか。長野県⇒平均寿命トップレベル。70歳以上の就業率もトップレベル。逆に、北海道や福岡の高齢者就業率は下位で老人医療費はトップレベル。

・定年になって家で暇を持て余しているとすぐボケるのは確か。

「知的機能を高く保っておくと長生き」という面白いデータがある。オランダのアムステルダムの55歳から85歳までの2380人の調査。情報処理速度のテストで上位1200人の死亡率は5.8%、下位1180人の死亡率は3倍以上の16.4%と大きな差が付いた。さらに暗記、計算、推理系の流動性知能テストの結果でも上位半分は7%の死亡率なのに、下位半分は15%も死んでいた。しかも学歴無関係。要するに年とっても頭をよく使うかどうかの違いで差が出る。

・老化は長い時間だんだん進むと思っている人が多いですが、実は亡くなる直前まで動き回れる人の方が多いのです。

・そういえばこの10年くらい、病名の付かない老衰死がすごく増えている。むやみに検査や治療を受けない人が増えているせいだろう。

・仕事を選んだり、転職するとき「年とっても現役でやれる。」ということを意識することも大事。

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RECOCAの感想

生涯現役の知的職業は限られており万人に可能というわけではないが、知的趣味ということならいくらでも可能である。日々1万歩のウオーキングに専念するのはもちろん大事だが、プラスそれに見合う毎日の知的作業が伴ってこそ生涯現役、ピンピンコロリの人生が全うできるということらしい。肝に銘じて、とりあえず来月予定の運転免許更新のための認知症検査の準備を今日から始めよう。といっても大したことではないが、16個の脈絡のない絵を1分みて何個思い出せるかというテストです。16個を1セットとして4セットあり、そのうちのワンセットが出題される。つまりすべての絵はすでに分かっているのです。それでも満点取れないところが如何にも悔しいというか残念。

この絵は今年5月に更新されるから、3年後の試験はまた覚えなおさないといけない。

小春もどき@東久留米

◎雪国のご苦労には申し訳ないが、山で仕切られた東側は木枯らしが途絶えた一瞬、あたかも小春のごとき陽気を楽しむことができる。昨日はそんな東久留米の一日だった。

・風やんで小春もどきの睦月かな

小春もどきの落合川。春隣り、と言いたいようなウオーキング日和だった。

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健康

あの養老先生も大の医者嫌いなんだね。これは意を強くした。その理由を先生一流のユーモアに包んで述べておられる。⇒「医者は占い師だ」占い師の言うことにはいいことも悪いことも影響されるから行かない。なるほど、一理ある。なぜ占い師か。RECOCAの解釈するところ、医者によっていうことがまちまちであり、しかも患者にとっての正しい最善手とは限らないから。

最近私もある症状が気になってクリニックに行き、なんとなくそんな気を覚えて帰ってきた。

気になる症状とは、最近時折起こる不整脈である。ついでに血液、尿などの自治体推奨の健診も受けてきた。24時間身につけて波形を自動計測するホルター心電図という便利なものがある。その結果は、確かに不整脈は出現しているが治療不要の不整脈期外収縮という症状名)であり、この程度なら服薬不要。将来気になるなら服薬も可能という診断だった。ここまではプラスのご託宣であり、すんなり受け入れられたが、血圧、コレステロールなど健診結果についての医師のコメントが学会の指導通りの紋切り型で、これが高齢の患者にとって最善かどうかは疑わしいもので、しかもかなり強い圧力を感じたのでこのクリニックでの定期健診はもうやめたほうが心理的葛藤を避ける意味で無難だとおもった。

健診での私の測定血圧は155、コレステロールについてはいわゆる悪玉が高いという測定値だった。ガイドラインでは血圧140以上を薬物降圧対象にしている。しかしこれはいろんな書物雑誌によれば問題と書いてある。

⇒引用「現在では、高コレステロール動脈硬化を起こすという説は否定されています。むしろ高めの方が長生きします。米国では2015年に卵などのコレステロール接種制限を撤廃しています。そもそも日本は先進国の中で心筋梗塞が最も少ないのです。高血圧やコレステロール値にナーバスになりすぎです。正常値信仰をそろそろやめるべきです。悪玉とされているLDLコレステロール神経伝達物質セロトニンを伝達する働きに関与するなど精神医学的には善玉なのです。高血圧学会では2000年のガイドラインでは、60代140、70代150,80代160と年齢ごとに正常値が定められていたのに、最近全て140になりました。(近藤医師によればその根拠なし)80代160の人は突然薬で20も下げなくてはならなくなりました。降圧剤を飲んで20以上も下げると、10程度下げたケースと比較して死亡率が1.5倍になるという製薬会社のデータがあります。クスリで無理やり下げると脳梗塞が増えるのです。血圧が上がって心配なのは脳内出血ですが、1960年頃からその数は一貫して減っています。栄養状態がよくなって血管が丈夫になったことが考えられます。」

皆さまはどうお感じになりますか。自分の健康のことですから、情報はお医者さんの言うことだけでなく広くアンテナを張って広く知識を吸収したほうがいいですよ。せっかくのインターネット時代なのですから。勿論書籍からもね。

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私の好きな気功法(歩く気功)

一時期気功法にはまったことがあります。近くの公民館の気功教室に行ったり、TVの講座も見たりしていました。しかし結局のところ、いろんな型を覚えなくてはならない本格的な気功法には到達できませんでしたね。その中で今でも強く印象に残っている気功法があります。それは、歩く気功法と言われる郭林気功(かくりん)です。腕を振りながらふらふらと歩き、手足の動きに連動して独特の呼吸法で呼吸をするという究極のシンプルさです。この気功は中国の郭林女史という方がご自身のがんを克服するために考案したものだそうです。手術と抗がん剤を繰り返しもはやダメと医学にさじを投げられたのをこの気功法で回復させたといわれています。酸素に弱いがんの性質を利用して効果的に酸素を取り入れるのがこの気功法の骨子です。25年前新潟赴任中、新潟の田んぼのあぜ道を気功をしながらふらふら歩いていたことを思い出します。以前「安心」という雑誌にあった紹介のコピーが出て来たので参考のため載せておきます。ウオーキングのついでにでも試してみてください。

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実際の動き方は動画を見てください。足を一歩踏み出すと同時に両腕を横に振ります。それに連動して息を吸います。吸い方ですが、スー、スーと二回吸います。反対の足を踏み出した時息を吐く。これの繰り返しで歩行します。慣れない時は20分くらい、そこから徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。この気功法は簡単ですが、体に与える刺激は強いので無理せぬようにと書いてあります。

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行く末と回顧

行く末と回顧。題名は大げさだが、台風の雨で降りこめられてくだらないことを考えていたことの備忘録である。

①行く末(あと何年?)

あと何年生きるか。なぜこれが問題かというと、家の中でリフォームしないと朽ち果てそうな場所が見つかったからである。つまり、今大枚ははたいて行うべきか否かに掲題①がかかってくるのである。自分の年齢を考えれば平均寿命まであと数年、女房は10年くらいOKだろうが、その数年のために大枚はたくのは馬鹿々々しいというのが熟慮の末の結論。では想定外の時のための始末は?それが問題だ。財政的にも住いの物理的にも破綻しかねない。それなら、あと数年でおさらばできるようにしっかり励めばいいではないか。健康食事とかサプリなんかやめて、その辺の安物中国産冷凍食品に徹すれば想定外の懸念は確実に払しょくできる。口ではおさらばしたいといいながら健康法に拘る。典型的凡人。いやになった。

②回顧

遺品についてである。遺品として自然に残ったものは確実に捨てられ、個人を回顧してくれる遺品として残るものはまずない。天邪鬼のRECOCAとしてはそれではあまりにもしゃくなので、彼らにはどうしても何かを残させたい。たとえば、今不況の出版社が自分史を書かせようと広告を出しているのを見かける。しかし、凡人の自分史なんかはだめである。せいぜい一親等の身内が一度見るかどうかだ。そうではなくて自分が考えているのは親族以外の友人あるいは縁遠い知人でもが手元に置いておこうと思ってくれるものを残したいということである。こうなるとハードルが高い。RECOCAの場合候補は3つある。

①オカリナアルバム 今のところこれが最も実現の可能性が高そうだと個人的には思っている。実はすでに録音順に7枚のCDを作って、それぞれを数十軒に強制送付して感想をを聴取してあるから、厳選する材料は揃っているのである。

②俳句集 これができれば一番満足なのだが、一番実現困難なプロジェクトである。俳句は2015年から始めて、開始数年くらいは毎日10句以上作ってPCドキュメントに保管してあるから膨大な量がたまっている。しかし、4年前にユーキャン通信教育で半年間徹底的に基礎を叩き込まれる迄の膨大な句は俳句といえない完全な駄句であることが分かったので、残っているのはそんなに多くない。おまけに選句がそれなりの経験者でないとど素人のRECOCAにはできない。なぜなら、選句で一番のクリティカルポイントは優良の選別ではなく、類句かオリジナルかという判別だからである。類句とは句の模倣という意味ではなく、どこにでも転がっている句という意味である。すでに先人が同じ切り口でいっぱい詠んでいる句という意味。たとえすごい技巧の素晴らしい句でも、類句だったら駄句になる。作者独自の切り口の句であれば、その人の生きざまが現れているから遺品の句集として残しておく意味があるであろう。

③せっかく頻繁にブログ記事を書いているのだから、選別して随筆集として残せないか。これは誰でも考えると思うが、そんなに簡単ではない。個人的日記備忘録としてなら可能だが、第三者の目を意識した読み物となるとそれなりの基準で選別する必要がある。RECOCAの過去記事がそれに耐えるかどうかという目で読み返したことはまだないので、思い立ったが吉日、今日からやってみようと思った。